今回のテーマはアキレス腱炎、アキレス腱周囲炎です。
アキレス腱とは、人体最大の腱であり腓腹筋やヒラメ筋から構成されています。
腓腹筋やヒラメ筋を使うことによって力を踵に伝える事ができ(底屈)、そして歩行やジャンプ、つま先立ちなどの
動作をすることができます。
強い負荷にも耐える事が出来ますが、繰り返し使い続けることによってアキレス腱に異常が起きる事が
あります。(アキレス炎、付着部炎、周囲炎、アキレス腱断裂など)
●原因
アキレス腱はふくらはぎの筋肉と踵の骨を繋いでいて、繰り返し使っていると微小な損傷と修復が繰り返し
行われているうちに、アキレス腱に炎症が起きる事をいいます。
ランナーやスポーツをされる方に多く、運動後にケアなどを怠っていると、そのまま疲労が蓄積され続け炎症や痛みへとつながります。
●症状
・アキレス腱の痛み
・アキレス腱の腫れ、発赤
・アキレス腱を押したり摘まむと痛む
・動き出し直後の痛み
・運動を続けていると痛みが緩和する(症状が強いと常時痛む)
●なりやすい状況
・運動不足な方の急なトレーニング
・オーバートレーニング
・体の使い方が不自然
・偏平足、足裏が硬い
・靴が薄い、底がすり減っている
●予防、治療
・ふくらはぎのストレッチ
・練習後のシップやアイシング
・テーピング、サポーター
・マッサージ、鍼灸治療
スポーツなど運動を良くされる方には初心者、経験者のかたどちらでも起こりうるものなので
症状がマシなうちは放置しがちで、悪化しだすとなかなか緩和しにくいので、放ったらかしにせず、お困りの際はいつでもご相談ください。